今すぐ使える!複雑なOB Feeの計算がラクになる「FOPフィールド」活用術|機能活用術

written by:INFINI LOOKUP編集部

クレジットカードで発券を行う際に手数料として徴収されるOB Fee(Ticketing Fee)は航空会社・路線・カードブランド毎に徴収有無や金額も異なりますし、固定金額の場合もあれば運賃額の何%というように、変動型の場合もあり計算が複雑ですよね…。今回は、OB Feeの計算や発券を”ラク”にする便利な機能をご紹介します。

1.複雑なOB Fee一覧から、適切なOB Feeを一瞬で算出!

OB Feeってカードによって金額違うから、最終的にいくらになるのかわかんないな~。金額間違うと大変だし。

↓WP(公示運賃)で計算しOB Feeが含まれる場合、赤枠で囲った部分がOB Feeの一覧

OB Feeの計算って複雑だよね。でも私はFOPフィールド※を使いだしてから金額も間違えなくなったし、FPラインでカード番号をいちいち入力しなくていいし、発券も楽になったよ!

FOPフィールド??! 何ですかそれは!魔法ですか!?

魔法じゃないんだけど…。マニュアルにも書いてあるけど、改めて教えるわね!

※FOPフィールド(Form of Paymentフィールド)とは
カード情報(カード番号や支払い手段など)を予めPNRに保存しておき、それを指定して運賃計算させることで正確なOB Feeの金額を算出したり、発券時にも利用できるフィールドです。

入力エントリー)カード情報の確認

>FOP* cc xxxxxxxxxxxxxxxx ¥mm/yy

FOP* : 入力コード

cc : カード会社コード

xxxxxxxxxxxxxxxx : カード番号

¥mm/yy : 有効期限

カード会社コード一覧

入力した情報は「>*FOP」で確認もできるんだよ。

>*FOP:入力コード

あとは運賃計算エントリーでオプション指定するだけ!

入力エントリー)運賃計算エントリーでオプション指定

>WP F*FOP n

WP : 運賃計算エントリー

F*FOP : FOPフィールド指定オプション

n : FOPフィールド項番

わ!普通に計算するとあんなにOB Feeの候補が多かったのに、1つだけになってる!!これなら迷わないです!!

2.FPラインでカード番号を入力しなくても発券できる!

さらに!FOPフィールドを指定して計算した結果をPQレコードに保存すると、そのPQレコードには既に支払手段情報が保存されているから、FPラインで改めてカード情報を入力する必要がないのよ!

な、なんとーーーーーー!!!!!!

FPラインを入力して、*A画面でFPラインが正しく入ったか確認
そのままW¥で発券指示をかける

すごい!FPラインでカード情報を入力しなくても、ちゃんとカード発券できてる!

OB Feeの計算時、作業時間の短縮になって便利よ!

※別途取得した承認番号や承認番号不要(ZMA)の情報はPQレコードには保存できないため、自動承認するカードのみ使用可能です。

3.発券先へ連絡する手間も省けて、カード情報漏洩のリスクも回避できる!-

よし!計算も終わったし、発券先にカード情報を連絡しておかなきゃ…っと。

後輩ちゃん。ちょっと待って!さっき、FOPフィールドにカード情報を入力したじゃない!PQレコードに支払手段情報が保存されていれば、発券先に連絡しなくてもいいのよ。

え!どういうことですか?

PQレコードには既に支払手段情報が保存されているから、それを利用して発券できるのよ。

しかも、カード情報を電話やメールでやりとりして、入力・伝達ミスや漏洩しちゃったりするリスクも防げるの!

FOPフィールドって、すごい!連絡する手間も省けて、その上リスクも回避できるなんて…。やっぱり魔法?神?

まとめ

FOPフィールドを活用すると、複雑なOB Feeの金額が明確になります。
FPラインでカード情報の入力を省略できるから、お客様へ迅速かつ正確に金額を提示できます。是非ぜひご活用ください!

ご不明な点がございましたら、INFINI deskまでお問い合わせください。

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