JR九州高速船「QUEEN BEETLE(クイーンビートル)」内覧会レポート|特集

去る2021年3月15日(月)、株式会社インフィニ トラベル インフォメーション(以下インフィニ)はJR九州高速船株式会社様の旅客サービスシステム(PSS:Passenger Service System)の開発・稼働を発表致しました。本システムは、主にLCC向けにPSSを提供するBravo Passenger Solutions Pte Ltd.(本社:シンガポール)が所有する航空会社用旅客サービスシステムを、インフィニが独自にカスタマイズしたもので、船舶会社用の旅客予約サービスシステムとして、日本で初めて提供致しました。さて、2021年3月17日(水)JATA九州支部主催のJR九州高速船「QUEEN BEETLE(クイーンビートル)」の内覧会が開催され、インフィニからもスタッフが参加させて頂きましたのでご紹介致します。
1.高速旅客船QUEEN BEETLE、コンセプトは「移動から楽しめる旅へ」
博多港-釜山港間は、高速旅客船(ジェットフォイル)「BEETLE」を使用し運航しておりましたが、2021年に就航30周年を迎えるにあたり、「移動から楽しめる旅へ」をコンセプトに新しい高速船として誕生したのが、QUEEN BEETLEです。現在、国内周遊のみでの運航となっておりますが、スタイリッシュなQUEEN BEETLEの全てを見ていただき、ぜひ乗船してみてください!日韓航路再開も待ち遠しいですね。
2.専用カウンターで乗船手続き
まずは博多港国際ターミナル1階にある専用カウンターで乗船手続きを行います。船体と同じ赤のカラーが使用されており、洗練された印象を受けます。今回の内覧会の受付もこちらのカウンターで行いました!実際に乗船するみたいでワクワクしますね。

3. QUEEN BEETLEの停泊場所へLet’s Go!
内覧会当日はJATA九州支部主催ということもあり、多くの関係者や旅行会社様が参加されていました。一旦ターミナルの外に出て、歩いてQUEEN BEETLEが停泊している場所へ向かいます。

300m程歩きますと…見えてきました。こちらが、JR九州高速船QUEEN BEETLEです!

JR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」をはじめとする数多くの鉄道車両を手掛けた水戸岡 鋭治氏のデザインとなっております。真っ赤な船体がなんともモダンな雰囲気を醸し出していますね!
4. 専用のボーディングブリッジでいざ船内へ
早速QUEEN BEETLE専用のボーディングブリッジを利用し、船内へ!特別な仕様なので、国際船舶用のブリッジで搭乗しました。


5. QUEEN BEETLEのオシャレな船内を公開
QUEEN BEETLEの船内は、3階構造となっています。まずは1階メインデッキのご紹介です。
■1階メインデッキ(スタンダードクラス)


1階にはスタンダードクラスが348席あります。座席間隔も104cmとゆったり過ごせます。またボックス席もあり家族や友人などと楽しい時間を過ごせるようになっています。

フードメニューだけでなく、アルコールも販売予定のCAFÉ&BARも1階にあります。乗船中はシートベルト不要で自由に移動できます!

お子さんがいらっしゃる方必見!1階の船首方向にはKIDS ROOMがあります。船の中にこんなスペースまで用意されているとは驚きですが、ボックス席も含めてファミリーには嬉しい設備ですね!
■2階アッパーデッキ(ビジネスクラスA・B)


2階にはビジネスクラスが140席用意されています。ビジネスクラスにはA(写真左)、B(写真右)の2種類のタイプがあります。Aタイプはよりプライベートな空間を重視している作りとなっております。それぞれ座席間隔は140cmと足を延ばして非常にゆったりと過ごすことが可能です!羨ましいですね・・・

2階には免税店もあり、QUEEN BEETLEオリジナルトートバッグなど様々な商品が販売されています。

ビジネスクラス内には、専用のキオスクがあります。こちらでは、こだわりの軽食やスイーツなどを販売予定とのことです。
■3階サンデッキ

船内最上階の3階にあるのは、窓が大きいサンデッキ(展望室)です。こちらは共有スペースのためどなたでも利用可能となっています。写真は室内ですが、停泊中はここから外のデッキにも出ることができますので、風を感じつつ過ごすこともできます。
6. 自分の自転車で旅ができる!船内には自転車専用置場も!

一番驚いたのはココ!2階部分に自転車を置くスペースがあります。自分の自転車を目が届くところに置いておけるのは安心ですね。自転車好きの方も韓国へのサイクリングが身近になったのではないでしょうか。
7. 普段は入れない操舵室を特別に見せていただきました
今回特別に操舵室を見せていただきました!それに加え、旅客サービスシステムの開発を担当しているインフィニスタッフが、なんと操縦席へ座らせていただきました!なにを覗いているかは本人にしか分かりません(笑)


今回のQUEEN BEETLE誕生に関するニュースは観光業界にとって久々の明るい話題となりました。内覧会に参加されていた旅行会社様や関係者の方々にも笑顔が多かったように思えます。海外旅行へ気軽に行ける日が近いうちに来ることを願いつつ、韓国旅行を考えている方は是非JR九州高速船QUEEN BEETLEご利用を検討してみてはいかがでしょうか?