2度目の台湾にお勧め!東台湾の旅~宜蘭・頭城・羅東|旅行記

written by:㈱インフィニトラベルインフォメーション エアラインマーケティング部 駒形 知之

コロナの水際規制が撤廃されて初めての連休となった今年のGW、多くの方が久しぶりの海外に旅立たれたと思います。 今回、日本人にも人気の台湾に久々の旅に出ましたが、せっかくなら初めてのところへ、ということで「東台湾」、その中でも台北から近くて日帰りも可能な宜蘭(イーラン)とその周辺を旅してきました。

  

 

1.東台湾へのアクセス~鉄道かバスで

台湾の国内移動でポピュラーなのは台湾西部を縦に貫く「高鐵」、いわゆる台湾新幹線。一方、東台湾には新幹線がないので「台鐵」(鉄道在来線)か高速バスを利用するのが一般的です。 台北から宜蘭地方へのアクセスは、台北・宜蘭間を約1時間で結ぶ高速バスも便利ですが、今回は鉄道を利用しました。

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乗ったのは特急「自強号」の中でも台鐵の看板列車「普悠馬(プユマ)号」。日本製のこの特急電車、車体も座席も日本の特急電車によく似ています。台北・宜蘭間約100キロ、日本で言えば東京・熱海間にあたる距離を約1時間20分で走破し、宜蘭駅へ。
宜蘭駅に着いて驚いたのが、駅舎の上に巨大なキリンがいたことです。実は、このキリンを含めた宜蘭駅舎そのものが、宜蘭出身の有名な絵本作家・Jimmy Liao氏の作品となっています。駅前の公園には、同じJimmy氏の手になる銀河鉄道のようなSLのモニュメントもあり、楽しいJimmyワールドが広がっています。

 

2. 宜蘭といえば「カヴァランウィスキー」と「三星葱」

台湾の人に、宜蘭で真っ先に勧められたのが、「カヴァラン(噶瑪蘭酒廠)の工場見学」。 台湾最大のウィスキー蒸留所であるカヴァランウィスキーは、ここ宜蘭の郊外に本社工場を構えています。宜蘭駅からは正門前の「金車酒廠」まで「緑12路」の路線バスで約30分、またはタクシーで約20分。おススメはタクシーですが、実はバス停のある工場正門から見学受付までかなり距離があるのです。タクシーなら、受付の前まで直接入れるようです。 こちらの工場見学、事前に予約もできますが、個人であれば予約なしでも見学可能です。

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工場の建物に入ると、ウィスキーの出来上がる過程の展示があり、その次にウィスキーの蒸留釜、そして樽の貯蔵庫へ進みます。貯蔵庫にある夥しい数の樽が、カヴァランの人気を物語ります。 そして、見学コースのラストがお楽しみの試飲コーナーです。ここカヴァラン、無料の試飲コーナーもあるそうなのですが、私が体験したのは有料試飲。1杯100元(約450円)のものと200元(約900円)のものがあり、1杯ずつ試してみました。日本でこんな高いウィスキーを飲んだことがないのですが、スモーキー感が強い独特の味わいでした。

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カヴァランを後にして宜蘭市街に戻り、お腹が空いたので軽くランチでもと、駅前近くの路地で見かけた小籠包屋さんへ。小さなお店で蒸したての小籠包をいただけたのですが、面白かったのは小籠包の中に葱がいっぱい入っていたこと。それで思い出したのですが、ここ宜蘭の南にある羅東は、某民放の孤独なドラマ番組にも登場した「三星葱」の産地なんです。絶品の葱入り小籠包でお腹を満たし、市街散策へ。

 

3. 日本統治時代の雰囲気が残る宜蘭の街

ここ宜蘭は、日本統治時代に行政機関「宜蘭庁」が置かれたところで、西郷隆盛の長男・西郷菊次郎が長官として赴任していたことでも知られています。今でも、当時の雰囲気を残す建物が市内のあちらこちらに残っていますが、今回は「宜蘭設施紀念館」「宜蘭文学館」「宜蘭売捌所」を訪れました。

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「宜蘭設施紀念館」は20世紀初め、西郷菊次郎の命で建設された宜蘭庁長官の公邸です。日本でも明治期の建築で時々見かける、和式の建築に洋式の建物を連結したもので、和式部分は住宅として、洋式部分は来客接待に使用されたようです。縁側の前には和式庭園が広がっていて、まるで日本にいるかのよう。でもここは台湾、陽射しの強さはやはり南国です。西郷菊次郎もおそらく120年前に感じたであろう、和式庭園を渡る涼風がたいへん心地よいものでした。
宜蘭設施紀念館を出て、農林学校の校長先生の住宅だった宜蘭文学館を見学し、宜蘭旧市街のメインストリートである文昌路を通って宜蘭駅に向かいます。宜蘭駅の少し手前、康楽路にあるのが「宜蘭売捌所」。日本統治時代に煙草の専売所として建てられたこの売捌所、現在はカフェになっていて、食事やドリンクが楽しめます。

 

4. 隠れ家的な街並み「頭城老街」を行く

売捌所で一休みした後は、宜蘭駅をあとに台鐵に乗って北に約15分、頭城へ。ここでのお目当ては「頭城老街」です。頭城駅を背に徒歩5分、そこには清朝の街並みが広がっています。 頭城は18世紀末、中国大陸から宜蘭地方への移民が初めて上陸したのがこの場所だったことから、中国語で「最初の」という意味がある「頭」の城、ということでこの名前が付けられたのだそうです。日本統治時代までは目の前に貿易の拠点だった港があって大変栄えたところで、その頃に建てられた建物がいまも老街に残り、当時の賑わいを彷彿とさせてくれます。 台湾には、このような「老街」が各地にありますが、この頭城老街が他のところと違うのは、現在でも実際に人が住んだりして生活の場になっているところ。他の多くの老街はよくも悪くも観光客向けになっているところが多いのに対して、古き良き時代の雰囲気をさりげなく残しているのが、ここ頭城老街の魅力と言えるでしょう。まさに、隠れ家的な街並みです。

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5. 東台湾有数の「羅東夜市」で三星葱まみれに・・・To be continued

夕方、頭城駅から台鐵に乗って再び南へ、宜蘭を通り過ぎて羅東へ。頭城から羅東へは約20分です。1日のラストで羅東に来たのは、東台湾有数の夜市「羅東夜市」で夕ご飯を食べるためですが・・・・この記事もだいぶ長くなりました。今回はここまで、次回「台湾のローカル夜市を行く!」にて他の夜市と一緒にご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに!