コロナ禍後の海外旅行はどうなったのか?INFINI社員が体を張って検証しました! |特集

2020年の新型コロナウイルス感染症の流行により海外渡航に関しても様々な行動制限を受け、海外旅行から遠ざかっている方も多いかと思います。2022年6月より段階的に海外渡航に関する行動規制が緩和され、日本人海外渡航者も少しずつ増えてきましたが、コロナ禍を経て海外渡航手続きが以前より煩雑になったイメージがあり心理的に海外渡航にストップがかかってしまっている状況は否めません。そんな中、10月に海外渡航に行く機会を得たので「実際、今の海外渡航はどうなのか?」「現地の状況は?」など、自分の体験をまとめてみました。
\CONTENTS/
1.日本出国からシンガポール入国まで
「意外と混んでる、、、」が第一印象の羽田空港国際線チェックインカウンター。自動チェックイン後、手荷物預け入れの有人カウンターは行列ができていました。少しずつ海外渡航者が戻りつつあることを実感します。

一方、団体チェックインカウンターの方はがらんとしていました。団体渡航者はまだ多くなさそうでした。

この後、実際に出国・入国手続きへ進むことになりますが、実際に体験してみて「出国・入国の手続きはコロナ前とほとんど変わらない」ということが分かりました。
※渡航先によって入国制限措置及び入国に際しての条件・行動制限措置が異なるめ、渡航先による要件は事前にご 確認が必要です。今回は30日以内の観光・商用でのシンガポール渡航の要件に順じています。
まず、出発前に準備するものは以下3つになります。
1. 3回の新型コロナワクチン接種証明書
2. シンガポール政府が出している電子入国カード(SGAC)と電子健康申請書(e-health declaration)の登録(シンガポール到着前3日間)
3. My SOSアプリ(11/1よりVisit web Japanへ移行されています)
それぞれ簡単に触れていきたいと思います。
1. 3回の新型コロナワクチン接種証明書3回の新型コロナワクチン接種証明書があれば、出国前のPCR検査は免除になりました。出国、入国時にワクチン接種証明書の提示を求められるため、忘れないように事前準備が必要です。ワクチン証明書の提示方法はいくつかありますが、英語版のスマートフォンアプリ利用の場合は一度登録すればスマホ操作で簡単にワクチン証明書の提示が可能なため、慣れてしまえば紙のワクチン接種証明書をカバンから出し入れするより楽かも知れません。
2.電子入国カード(SGAC)と電子健康申請書(e-health declaration)の登録
シンガポールの場合はシンガポール政府が出している電子入国カード(SGAC)と電子健康申請書(e-health declaration)に事前に入国に必要な情報を読み込み、さらに前述1のワクチン接種証明書のQRコードを電子健康申請書にアップロードし事前登録すれば機内で従来の紙の入国カードや健康申請書の記入は不要になります。もちろん、従来の紙での入国カードや健康申請書も対応しているのでスマホやアプリ登録を忘れても大丈夫です。入国審査は通常通り、指紋と顔認証で入国となります。

3. My SOSアプリ
これは3章にてゆっくり触れたいと思います。
2.シンガポール街中散策
シンガポールでは公共交通機関(電車、バス、タクシー等)はマスク着用が必須ですが、それ以外は任意となっています。街中では意外とマスクをしている人が多い印象でした。この時期、日本人渡航者はあまりいませんでしたが、西洋系よりアジア系外国人渡航者がマスク着用をしている印象でした。


お店やレストランでは自己防疫のアルコール消毒が設置されているところなどは日本と同じで安心でした。徐々に日常に戻りつつあるように見えますが、元々、マスク文化がないシンガポールでまだマスク着用が継続しているのはコロナ禍の影響が残っているなと感じます。


一方で、お付き合いのある会社のオフィスに立ち寄った際に驚いたのは、オフィスではほぼマスクの着用がなく、オフィスの執務スペースはもちろん、会議やレセプションでもマスク着用はほとんどありませんでした。この点は日本と大きく違っていて印象的でした。
海外渡航先によるところはあるかも知れませんが、徐々にコロナ前に戻りつつあり、渡航に関する不安はないと感じました。
3.シンガポールからの帰国
私が渡航した時期はまだmy SOSアプリ利用の時期でしたが、現在はVisit web Japanへ移行されています。現在は少し変わっているかも知れませんが、日本入国時にちょっとやらかしてしまったので、少しだけご紹介したいと思います。
本来は事前にMy SOSアプリにワクチン接種証明や入国に必要な情報を登録しておく必要があります。スムーズにシンガポールを出国し、帰路についたところまでは良かったのですが、日本入国時の手続きは「日本到着時に対応しても大丈夫だろう」と軽く考えていたら、my SOSアプリの画面が赤色の場合は入国手続きの場所からかなり遠いところにある空港内施設に行ってアプリ登録を済まなければならず、飛行機を降りてから入国するまでにとても時間を要してしまいました。

この時は入国手続きは紙の対応はなく、スマートフォンのアプリ登録が前提となっているため、事情がつかめていない外国人入国者やスマートフォンを持っていない渡航者も必ずこの施設でアプリ登録を行う必要があり、入国に苦労する面もありそうです。くれぐれも事前の準備はお忘れなきようご注意ください。
日本ではコロナだけでなく、円安や燃油サーチャージ、物価高等の懸念から海外渡航というムードになりきれてはいませんが、各国の入国緩和が進み、海外との往来も確実に増えているので、コロナ前と同じように海外旅行に行ける日は近いと思います。私の体験談が少しでも参考になれば幸いです。