トルコ・カッパドキア 気球から見る世界遺産の宝石箱|旅行記

written by:株式会社ニューミレニアム 峯岸 貴之様
メルハバ(Merhaba)! これはトルコ語こんにちはという意味です。トルコってどんなイメージの国ですか?古くから都として栄えたイスタンブールの街並み、カッパドキアやパムッカレなど圧倒的な絶景が広がる世界自然遺産の数々、世界三大料理に数えられるトルコ料理、人懐っこいトルコの人々の笑顔。どれも正解です。

【カッパドキア気球ツアー】世界遺産の地を気球に乗って空中散歩

世界中に一度は訪れたい絶景は数あれど、美しい世界遺産を気球に乗って空から眺めることができる場所はそう多くはありません。「インスタ映え」という言葉はこの場所のためにあるといっても過言はでない、まさに一生に一度は見てみたい、体験したいとびきりの絶景にご案内致しましょう。

【夢の世界への誘い】カッパドキアの大地に浮かぶ絶景

まだ夜も明けない早朝、迎えのバスに揺られて何も見えない真っ暗闇の場所へ。用意されたコーヒーとクッキーを頬張りながらまだ明けきれぬ闇に身を置いていると、どこからともなく聞こえてくるバーナーの轟音と炎の明かり。高まる大空への期待とまだ見ぬ絶景への対峙に心が躍ります。

気球が徐々に膨らみはじめ、乗客を乗せるゴンドラが立ち上がると、いよいよ搭乗開始です。気球はかなり大きく、定員は20名。出発前にパイロットから、離着陸時の姿勢や飛行中の諸注意を受けます。さらに気球が温まると、力が抜けたようにふわっと気球が浮かび上がり、離陸の瞬間を迎えます。

気球はバーナーの火力による浮力以外の動力がないため振動や抵抗がまるでなく、静かに上空高く昇っていく感覚はなんとも不思議です。乗り心地としてはマストに風を受けて進むヨットが近いかもしれませんね。カッパドキアの気球は空気をバーナーで温める熱気球と呼ばれるタイプの気球です。バーナーによって温められた空気を気球内に送り込み、排気弁の開閉によって上昇と下降を操作しますが、進む方向はまさに風まかせ。どこに行くかは自然のみぞ知るといったところでしょうか。

カッパドキアの気球のパイロット達はみんな凄腕ばかり。パイロットは地上スタッフと綿密に連絡をとりながら、高度や飛行ルートを細かく調整していきます。あたりが明るくなり始めると、次々に上がっていく気球が上に下にと見えてきます。ひんやりとした空気が頬に心地よく、高度が上がっていくことを実感します。やがて日の出の時刻を迎えると、眼下に広がるカッパドキアの大地に浮かび上がるカラフルな気球の数々。その数なんと100機超! これだけの数の気球が一度に上がる光景は壮観で、まさに世界遺産の宝石箱のようです。

カッパドキアの大地を照らす日の出、どこまでも連なる奇岩怪石群、洞窟民家に暮らす人々の様子、そしてあたりを埋め尽くす色とりどりの気球の数々。どこをとっても今までに見たことのないであろう感動的な景色は、体験した人々の心にいつまでも留まることでしょう。

約1時間の夢のフライトを終え、気球は地上で待ち受けるスタッフによって静かに着陸の時を迎えます。親切な地上スタッフに迎えられゴンドラを降りると、記念撮影とシャンパンパーティーが始まります。冷えたシャンパンで渇いた喉を潤し、フライトの余韻に浸る至福の時間を過ごします。

ツアーが終わると、それぞれのホテルへと戻り、ホテルのレストランでゆったりと朝食をとったり、お部屋でまったりとしたり。カッパドキアのホテルは、レストランの窓やテラスから気球が浮かぶ様子を眺められるところが多いんですよね。気球ツアーを終えて、気球を眺めながら食べる朝食って、個人的には最高の贅沢だと思うのです。ホテルもそれぞれに趣向を凝らしていて、なかでも洞窟ホテルと呼ばれる、洞窟を利用したホテルはカッパドキアならではのもの。是非一度泊まって欲しいですね。

今回は気球ツアーのお話しで終わってしまいましたが、トルコにはまだまだご紹介しきれない魅力がたくさんあります。この続きは是非現地で。それではトルコでお待ちしております。

では皆さま、ギョルシュリュズ(Görüşürüz)トルコ語でまたね!

バトンタッチ
次号の旅行記は
株式会社 読売旅行 海外旅行部 仕入企画 今野 薫子 様
にご登場いただく予定です。