紅茶の国 スリランカ、標高差1,000mを走り抜ける紅茶列車も楽しめる|旅行記

written by:株式会社クロノス・インターナショナル 加来 達也様

スリランカを初めて訪れたのは2012年でした。内戦が終わり、観光客で活気づく街で飲んだ紅茶の美味しさに感動した私は、帰国後に紅茶についてもっと知りたくなりました。
同年、日本紅茶協会認定ティーアドバイザーの資格を取得し、その後一人でも多くの人にスリランカで美味しい紅茶を飲んでもらいたい気持ちでスリランカツアーを中心にセールスを行っています。そんな私がおすすめする「スリランカ」です。

紅茶といえば

紅茶といえば

イメージしてみてください。
スリランカといえば?、、、意外と浮かばないものですね。
では、紅茶といえば?、、、スリランカ、セイロンティーが思い浮かびませんか?

でも、スリランカはもともとコーヒー栽培が盛んな国でした。
1860年代、スリランカのコーヒーが病気で壊滅状態になり、その後に広がったのが紅茶でした。スコットランド人のジェームス・テイラーがスリランカで紅茶栽培を始め、同じくスコットランド人のトーマス・リプトンがスリランカ紅茶を拡大させたといわれ、この2人は今のセイロンティーを語るうえで重要な人物となっています。
紅茶生産量はインド、ケニヤに次いでスリランカは世界第3位ですが、日本に輸入されている紅茶はというと他国に大差をつけてダントツでスリランカです。だから紅茶といえば、スリランカ(セイロンティー)なんですね。

一言でセイロンティーといっても、産地の標高によって特徴が異なります。主な産地は、ヌワラエリヤ、ウバ、ディンブラ、キャンディ、ルフナです。 スリランカ中央部の最も標高の高い「ヌワラエリヤ」の茶葉は水色(すいしょく)【茶葉を抽出した時の液体の色】が綺麗でスッキリ軽やか。なので、レモンティーにぴったりです。
「ウバ」はコクと深みがあるので、ミルクティーにオススメ。
「ディンブラ」は爽やかでまろやかなのでストレートティーで味わってみてください。
スリランカの紅茶は他国と比べてクセが少ないのも特徴です。これは1年を通して温暖で豊富な雨量があり気候が安定しているからといわれています。

紅茶の国ならでは

旅で紅茶の産地を訪れてみるのもスリランカならではです。
美しい茶園や製茶工場では、茶摘み体験や製造工程の見学、試飲などができます。紅茶工場の見学は意外と面白いものです。また製茶工場をお洒落なホテルにした紅茶ホテルというのもあって紅茶づくしの体験もできるんです。
他にもジェームス・テイラーやトーマス・リプトンの縁の地を訪れたり、紅茶博物館やティーオークションの見学などもできるので、紅茶を飲むだけでなく五感すべてでセイロンティーの世界に浸れるのです。

オススメ① 紅茶列車

そんななかで私が実際に体験しオススメしたいのが、まず茶畑を走り抜ける高原列車です。古都キャンディの郊外ペラデニヤから有名な紅茶の産地ヌワラエリヤまでを列車で旅します。もともと紅茶を運ぶためにつくられた鉄道を観光列車が標高差1000メートル近く上っていくのですが、途中の斜面いっぱいに広がる紅茶畑を縫うように進む景色はとても気持ち良く、一度体験してほしいです。

紅茶列車
紅茶列車
定刻に到着しないこともあるので余裕を持った旅程で
定刻に到着しないこともあるので余裕を持った旅程で

オススメ② Noritakeのアウトレット

スリランカには日本の洋食器メーカー「Noritake」の工場があります。スリランカの人たちは勤勉で手先が器用で丁寧な作業ができるからと聞いたことがあります。キャンディ郊外にある工場には直営ショップがありスリランカ限定デザインの商品やアウトレット品のコーナーも充実しています。紅茶をどんなカップで飲むのかによって気分も変わりますので、私も行くたびティーカップを買って帰ります。思わぬ掘り出し物を見つけることができるかもしれませんよ。

マータレーにあるNoritake工場の直営店
マータレーにあるNoritake工場の直営店
アウトレットコーナーも充実
アウトレットコーナーも充実

オススメ③ ティーラウンジとスイーツ

最後はやっぱり現地で美味しいセイロンティーを飲んでほしいです。コロンボを中心におしゃれな「カフェ」ならぬ「ティーラウンジ」が続々オープンしています。カラフルでデザインの凝った缶容器やティーカップに囲まれ、ゆっくりいただくティータイムは癒しのひとときです。
そして意外と知られていないのがスリランカのスイーツ。私が実際に15種類ほどデザートビュッフェで試食してみたなかでNo.1は「ワッタラッパン」というスイーツでした。黒糖のような味でプリンのような食感。自然な甘さでとても美味しく、もちろん紅茶にも合います。

スリランカおすすめスイーツ「ワッタラッパン」
スリランカおすすめスイーツ「ワッタラッパン」

紅茶の国に行ってみませんか。

次号のバトンタッチは
株式会社ヴァケーション OM VACATION金沢サロン 大谷 奈緒実様
にご登場いただく予定です。