今さら聞けない基本知識! OSIとSSRの削除・変更の注意したいポイント|機能活用術

written by:INFINI LOOKUP編集部

今回は、普段からよくご利用いただいている旅客情報や、特別なサービスのリクエストを送信する機能OSI(Other Service Information)と、SSR(Special Service Requirement)の削除・変更について特に注意しておきたいポイントをまとめました。 また、8月のLINXのバージョンアップでも連絡先(CTCE/CTCM)を入力するOSI/SSRリクエストGUIが、バージョンアップしておりますので、この機会にぜひOSI、SSRの操作をチェックしてみてください。

ここがポイント!

  1. OSI入力と削除
  2. SSR入力と削除、変更
  3. 削除と変更の操作をヒストリーから確認する方法
  4. CTCEを入力するGUIのバージョンアップについて

1.OSI入力と削除・変更

OSIはローカルコンタクト情報、同行者情報、スターアライアンス世界一周運賃の発券期限免除入力等、他にも航空会社から入力依頼のあった項目等を入力していただけます。

■STEP1 OSI入力 例)NHへBKKでの滞在先と電話番号を連絡する場合

入力エントリー

3OSI NH CTCA BKK HOLIDAY IN BANGKOK 2 656 1555

3OSI:入力コード
NH:航空会社コード(“YY”で全航空会社指定)
CTCA:キーワード
BKK HOLIDAY IN BANGKOK 2 656 1555:付加情報(滞在地の都市コード、ホテル名、電話番号等 最大180文字まで入力可)

※付加情報にハイフンは利用できません。(ハイフン以下は旅客番号と認識してしまうため)

入力後の画面

■STEP2 PNR VIEW機能を利用してOSIが航空会社に送信されているか確認

※PNR VIEW機能は現在22社対応中です。航空会社のリファレンスをマウスでクリックもOK!

PNR VIEW対象航空会社は、航空会社リファレンスのフォント色が水色になり、クリック可能になります。

入力エントリー

# ANA /* XXXXX *

#:入力コード
ANA:航空会社3レターコード
/*:入力コード
XXXXX:航空会社のリファレンス
*:入力コード

航空会社側の画面

■STEP3 OSIの変更、削除について

変更

31 # OSI NH CTCA BKK NOVOTEL AIRPORT 2 13111

3:入力コード
1:GENERAL FACTSの項番
#:入力コード
OSI NH CTCA BKK NOVOTEL AIRPORT 2 13111:入力コード

削除

31 #

3:入力コード
1:GENERAL FACTSの項番(“,”“-”で複数指定可)
#:入力コード

<注意>
一度OSIの入力をして完了したPNRは、その後変更、削除の入力を行ってもOSI情報はキャンセルされません!

OSI情報を削除したい場合は直接航空会社へ連絡する必要があります。削除して入力を修正した、または削除した場合でも前回入力した情報は航空会社側では残り続けます。以下PNR VIEW画面ではOSIのローカルコンタクト情報が2つ表示されています。

2.SSR入力と削除・変更

SSRは航空会社に特別なサービスをリクエストすることが可能です。機内食リクエスト、小児幼児情報、APIS/セキュアフライト情報、お客様連絡先情報等を入力していただけます。

■STEP1 SSR入力 例)NHへ食事リクエストを行う場合

入力エントリー

3 VGML A-2.1

3:入力コード
VGML:キーワード
A:セグメント番号(「A」または省略により全セグメント指定、「,」で複数セグメント指定)
2.1:旅客番号
付加情報(滞在地の都市コード、ホテル名、電話番号等 最大180文字まで入力可)

入力後の画面

■STEP 2 PNR VIEW機能を利用してSSRが航空会社に送信されているか確認できます!

※PNR VIEW機能は現在22社対応中です。航空会社のリファレンスをマウスでクリックもOK!

PNR VIEW対象航空会社は、航空会社リファレンスのフォント色が水色になり、クリック可能になります。

入力エントリー

# ANA /* XXXXX *

#:入力コード
ANA:航空会社3レターコード
/*:入力コード
XXXXX:航空会社のリファレンス
*:入力コード

航空会社側の画面

■STEP3 SSR削除について

PNR完了前の削除

31 #

3:入力コード
1:GENERAL FACTSの項番
#:入力コード

PNR完了後の削除

31 .XX

3:入力コード
1:GENERAL FACTSの項番
.XX:入力コード

<注意>
SSRを入力して完了したPNRは、キャンセルエントリー(XX)の入力を行わないと、INFINI画面からのみ情報が消え、航空会社側では残り続けます

3.削除と変更を正しい操作でできているかヒストリーから確認する方法

SSRが正しく削除されていないヒストリー*Hでヒストリー表示
※X3Sのみ表示される

SSRが正しく削除されているヒストリー※Hでヒストリー表示。
※X3Sと共に、M3SでSSRのXXが表示され、キャンセルメッセージを送信していることがわかる。

4.連絡先(CTCE/CTCM)をGUIで簡単に入力できるようになりました

■STEP1 GUIを起動


■STEP2 GUIを起動し、CTCEを選択、メールアドレスを入力し、発信


※メールアドレスはそのまま入力していただけます。例)12345@INFINI-TRVL.CO.JP

■STEP3 LINX画面で送信を確認

  • 「@」(アットマーク)は"//"(スラッシュ二つ)
    「_」(アンダーバー)は".."(ピリオド二つ)、
    「-」(ハイフン)は"./"(ピリオドとスラッシュ)で変換されます。


2019年6月1日より、運航状況に関わる出発時刻の変更や欠航などの情報を、タイムリーにお客様へ提供し利便性を向上させる為、お客様の連絡先情報をSSRコードにCTCM/CTCE/CTCRのいずれかを用いたPNRへの入力が徹底されています。(改定IATA決議830d号発行) 尚、一度入力したCTCE/CTCM情報は通常のSSRのようにPNRを完了後は、>3項番.XX では航空会社へキャンセルメッセージを送信できません。ご注意ください。

FAQ画面でもOSI/SSRの注意についてまとめております。
FOREST→よくあるご質問→予約→OSI/SSR/REMARKS入力からご確認ください。

今回はOSI/SSRについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。ぜひ日々の業務にお役立てください!ご不明点がございましたら、INFINI deskまでお問い合わせください!